病院紹介

脳神経外科

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当院では脳疾患に対し、症例によって開頭手術と血管内治療(カテーテル治療)を選択するようにしています。

対象疾患

脳動脈瘤、脳腫瘍、頸動脈病変、脳動静脈奇形、脳出血、脳梗塞 など

カテーテル治療について

急性期血行再建術は、発症して早期の主幹動脈閉塞症に対してカテーテル等を用いて血流を再開通させ、脳梗塞の発症を抑える手術です。

【代表症例:右中大脳動脈閉塞症】

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手術前
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手術後
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摘出血栓

当院でも積極的に治療を行い、良好な結果を得ています。

治療成績2018年

TICI 3(完全開通);11例、TICI 2B(ほぼ開通);1例、
TICI 2B以上の再開通率;85.7%(12/14)
TICI 1;1例、TICI 0;1例
・穿刺から開通までの時間;平均29.5分 (9~60分)
・合併症;症候性頭蓋内出血 1例、血管解離 1例
・3ヶ月後のmRS
0-2(自立可能);10例(71.4%)、3-5(要介助);3例(21.4%)、6(死亡) ;1例(7.1%)

ガイドライン

脳卒中治療ガイドライン 2015では、次のように定められています。

1.神経脱落症候を有する中大脳動脈塞栓性閉塞においては、来院時の症候が中等度以下で、CT錠梗塞巣を認めないか軽微な梗塞にとどまり、発症から6時間以内に治療開始が可能な症例に対しては、経動脈的な選択的局所血栓溶解療法が勧められる(グレードB)。ただし、発症後3時間以内に薬剤投与が可能な患者に対しては、rt-PA(血栓溶解剤)静注療法が第一選択となっていることに留意する。

2.その他の部位の塞栓性閉塞やその他の条件で急性期局所血栓溶解療法(経動脈性)を行う事を考慮しても良い(グレードC1)。

3.急性期局所血栓溶解療法以外の血管形成術などその他の手技による局所再開通療法を行うことを考慮しても良い(グレードC1)。

経皮経管的脳血栓回収機器 適正使用指針 第3版 2018年3月では、次のように定められています。

原則として発症8時間以内の急性期脳梗塞において、rt-PAの経静脈投与が適応外、またはrt-PAの経静脈投与により血流再開が得られなかった患者を対象とし、血流の再開通を図るために使用する目的に承認された。

<治療適応>

1)発症早期の急性期脳梗塞では、
①発症前のmodified Rankin scale(mRS)スコア 0または1
②内頚動脈または中大脳動脈M1部の閉塞がある。
③頭部CTまたはMRI拡散強調画像でAlberta Stroke Program Early CT score(ASPECTS)>6点
④National Institutes of Health Stroke Scale(NIHSS)スコア>6
⑤年齢18歳以上
⑥rt-PA静注療法の適応があれば施行した症例
発症6時間以内に本療法を開始することが強く勧められる【グレードA】

2)最終健常確認時刻から6時間を超えた内頚動脈またはM1部の急性閉塞が原因と考えられる脳梗塞では、
①発症前 mRSスコア 0または1
②NIHSSスコア>10、ASPECTS>7点
最終健常確認時刻から16時間以内に本療法を開始することが強く勧められる【グレードA】
頭部CT灌流画像またはMRI拡散強調画像における虚血コア体積と、神経症状あるいは灌流画像での灌流遅延領域にミスマッチがあると判断される症例に対し、最終健常確認時刻から24時間以内に本療法を開始することが勧められる【グレードB】

3)ASPECTS<6の広範囲虚血例
NIHSSスコア<6の軽症例
M2部や脳底動脈の急性脳動脈閉塞例
発症前mRSスコア>2
上記の脳梗塞例に対して発症6時間以内に本療法を施行することは、十分な科学的根拠は示されていないが、症例ごとに適応を慎重に検討し、有効性が安全性を上回ると判断した場合には本療法の施行を考慮しても良い【グレードC1】

検査機器紹介「血管撮影装置」

血管撮影とは

脳動脈、頸動脈、下肢動脈、心臓の冠動脈など全身の血管の観察ができ、同時に動脈瘤や狭窄、奇形などの血管性病変や腫瘤性病変などへの治療をするための装置です。

対象手術

血行再建術

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手術前
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手術後

頚動脈ステント留置術

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手術前
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手術後

脳動脈瘤コイル塞栓術

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手術前
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手術後

脳腫瘍塞栓術

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手術前
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手術後

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手術件数

2018年(平成30年)

手術名 件数
脳動脈瘤クリッピング術 (破裂11、未破裂36) 47
脳動脈トラッピング術(ハイフローバイパス術2例、椎骨動脈トラップ3例) 5
脳動脈瘤被包術 1
脳腫瘍摘出術 8
脳動静脈奇形(AVM)摘出術 1
脳室ドレナージ術 6
開頭血腫除去術 9
慢性硬膜下血腫穿頭洗浄術 35
シャント術 7
微小血管減圧術(顔面痙攣) 1
頚動脈内膜剥離術(CEA) 17
小計 137
●血管内手術
手術名 件数
脳動脈瘤コイル塞栓術 1
経皮的ステント留置術(頭蓋内血管、椎骨動脈) 4
脳腫瘍塞栓術 2
頚動脈ステント留置術(CAS) 21
急性期血行再建術 13
小計 41
●脊椎 末梢神経
手術名 件数
手根管開放術 8
腰椎椎弓切除術 7
頚椎椎弓形成術 2
椎間板ヘルニア 4
頚椎前方固定術 1
その他 2
小計 24
●その他
手術名 件数
その他の手術 10
合計 212

2012年~2018年

  2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
手術件数 159 144 160 140 138 185 212

t-PA件数

  2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
t-PA件数 7 12 19 11 5 13 19